設計理念である「理想の音空間:防音+室内音響」

音楽のための防音室に求められる優れた音響設計とは、高い防音性能に加えてクリアな響きのある音響空間を創ることです。その上で、音響空間と同時に居住空間としてのインテリア感覚を充足させることが、心にしみるよい音楽を創る環境の科学です。
シグマ音響が目指す理想の防音室は「防音+室内音響」が基本です。
蓄積したノウハウと建築音響における理論に基づき、遮音と音響の設計を行い、さらに居住性を満足させ、音楽室と呼ぶにふさわしい空間を創ります。
弾き手が奏でるピアノやバイオリンなどの楽音がクリアに響き渡り再現できる音楽室。それはホールにも似た臨場感が生まれます。優れた音楽室はもう一つの楽器でもあるわけです。

防音室の芸術性イメージ
防音×音響×居住性

3つのクオリティ

1)お部屋ごとに遮音構造から設計するオーダーメイドの防音室

パネル組立ではない自由設計(オーダーメイド)の防音室だから、品質重視の快適な音空間が創れます。お部屋ごと、もしくは壁面ごとに遮音構造を設計するので部屋がむやみに狭くなりません。建築的な視野で一つひとつ造り上げる、住まいに人に優しい施工です。

2)クラシック系・ジャズ系楽音に最適な音の響きを具現

弾き手の生きた楽音を再現する、最適な残響(音の響き)の音楽室を創ります。お部屋ごとに設計するので実現可能です。クラシック音楽家、音楽大学教授、国際コンクール入賞者、著名ジャズピアニスト、ドラマー、トランぺッター等、様々なジャンルの音楽家が求める音空間創りに貢献し、高い評価をいただいています。

3)新築・リフォーム時の音楽室づくりに最適の設計・施工

新築時に防音室を造りたいとお考えの方に、唯一無二の合理的で卓越した技術を結集してお応えいたします。バリアフリーで段差がなく、一見すれば普通のお部屋のように仕上げます。リフォームの防音工事においても既存を生かした設計・施工を行います。

シグマ音響は日本で初めて個人住宅の防音を手掛けた会社

シグマ音響の創業は、期せずして山陽新幹線が開通した年と同じ、1972年。住宅が密集している都市の近隣騒音対策として新しい遮音工法を考案し、既存住宅で初めて防音工事を手掛けた会社です。当時、建築専門新聞でも記事に取り上げられました。「ピアノ騒音」という言葉で表現されたように、「弾き手にとって、こよない楽音が隣人にとっては騒音になる」。こうした住宅事情を解消し、「弾き手が創り出す生の楽音にはいささかの偽りもなく素晴らしいものである」という思考のもと、「自分だけの気兼ねのない独立した音響的環境を持つこと」すなわち防音音響空間を持つことを提唱し、音響工事を手掛けて参りました。

ピアノは音量と音色に生命があります。室内音響に配慮し、思いっきりピアノを弾ける防音室を具現した私どもの技術は、多くの人に喜ばれてきました。プロの音楽家からも高い評価を頂けているのは、創業当初から変わらず「理想の音空間=防音+室内音響」を掲げこだわり続けているからだと実感しています。

シグマ音響が掲載された新聞記事