ピアノ防音室/東京都杉並区
■戸建RC構造 33平米
閑静な住宅街にあるピアノ音楽室は、コンクリート打ち放しの内装仕上げ。新築時の計画から設計事務所と協同して打合せを重ね、コンクリート打ち放しの仕様で遮音+音響計画を行いました。2階が医院のため、聴診器に振動が伝わらないことが絶対条件であり、天井の防音レベルを特に高めています。
「以前の家でつくった音楽室ではピアノの響きが不満で新しくピアノを買い替える予定でしたが、新しい音楽室で、同じピアノで弾いてみるとその不満は解消されました。音響が改善されたためです。ピアノを買替える必要がなくなりました」。このような嬉しいお言葉を頂戴しました。医院の診察にも支障をきたすことなく、音楽室として適した性能が満たされた例です。
弾き手の楽音が、生きたクリアな響きとなって再現される音楽室。これは、ピアノと音楽室との音環境のハーモニーです。遮音だけでなく音響にもこだわる防音型音響室であるからこそ実現できたといえます。
【残響特性】0.45秒(平均)
【床】フローリング仕上げ
【壁】コンクリート打放し