声楽防音室/神奈川県横浜市
■軽量鉄骨造 約16平米

ソプラノ歌手でお教室をされているお施主様。声楽とグランドピアノに対する音響計画をした、リフォーム工事による防音室です。物件探しの時からのご相談期間を経て、弊社の防音室づくりに総合的な評価をいただき、ご依頼くださいました。お部屋には、もともと2つのクローゼットがありましたが、一つを復旧、もう一つのスペースには楽譜棚とデスクの造り付け家具を設置しています。遮音音響に加えて、衣装や楽譜の収納力を考慮した機能性と居住性を高めたお部屋です。

床は、なるべく廊下との段差が生じないようにドア枠内で納め、天井は鉄骨梁を利用して天井が下がらないように構築。ミリ単位で設計した遮音層により、なるべくお部屋が狭くならないように、広さを確保しています。また、二重サッシにした掃き出し窓から採光や通風がもたらされ、防音室でありながら、ごく自然に見えるお部屋に仕上げています。クロスは、花をモチーフにした優しくモダンな印象の柄で、お施主様のチョイスです。中央のブラックアイアン照明が空間のアクセントになっています。

「使い心地はとても良く気に入っています」と、防音室のご感想を頂きました。声楽室は、室内の吸音率が身体的な喉に関わるため、残響特性の計画が大切になります。声楽やピアノの楽音がクリアに響き渡り再現できるお部屋であると同時に、住まいの限られた空間でもホールにも似た響きに創ることが、私どもが一貫して唱えてきた理想の防音室づくりです。

【残響特性】0.40秒(平均)
ややライブ感のあるクリアな響き

【床】フローリング仕上げ
【壁】クロス仕上げ